【女性視点】大腸カメラの「恥ずかしい」、私はこうして乗り越えた
※この記事は、私個人の体験記です。検査の内容や設備・対応は医療機関によって異なります。実際に受ける際は、必ず医療機関の案内に従ってください。
大腸カメラを先延ばしにしていた理由。
痛そうだから? 下剤がつらそうだから? それもあります。でも正直に言うと、いちばんの理由は——恥ずかしかったからです。
お尻を出すこと。そして、検査のために便を見せないといけないこと。
さらに私には、20歳の頃に受けた鼻からの胃カメラが辛すぎたトラウマもあって(この話は1本目の記事に書きました)、「検査」というもの全体への抵抗感がすごかった。
同じ理由で先延ばしにしている女性、けっこう多いんじゃないでしょうか。
この記事では、3回の大腸カメラを経て、あの恥ずかしさがどこへ行ったのかを正直に書きます。
お尻を出す恥ずかしさは、心配より小さかった
まず結論から。お尻の恥ずかしさは、思っていたよりずっと小さく済みました。
検査では専用の紙パンツ(お尻の部分にだけ小さな穴が開いているもの)を履くので、露出は最小限。「全部見られる」イメージで怖がっていた私には、拍子抜けでした。
それから、最初から女性医師を選べる医療機関も多いです(特にクリニックはホームページに書いてあることが多い)。私も最初は同性の先生を指定できて、それだけで心のハードルがぐっと下がりました。
3回目は紹介状で行った大きな病院だったので先生は選べず、初めての男性医師。でも、紙パンツと手際の良さのおかげで「恥ずかしい」と感じる暇もなく終わりました。
「便を見せる」ハードルを溶かしてくれた、あの光景
私にとって最大の壁は、こっちでした。検査では腸がきれいになったかを確認するため、便の状態をチェックしてもらう必要があります。
無理。恥ずかしい。……そう思いながら、健診センターの下剤部屋(下剤を飲む人たちが集められる部屋です)で自分の番を待っていたときのこと。
難しそうな本を読んでいる、見るからに社会的地位の高そうな紳士がいました。その方の検査が順調に進んだらしく、看護師さんが明るく声をかけたんです。
「すごい!優秀です!」
紳士、本から顔を上げて。
「優秀? あはは。そうかなぁ」
まんざらでもない。
その様子を見て、私の肩の力は一気に抜けました。ここでは、下剤を飲んでお腹が綺麗になれば「優秀」と褒められる。地位も年齢も関係なく、みんなそうやって検査を受けているんだ——そう気持ちの整理がついたんです。
ちなみに私は進みが悪く(モビプレップと相性が悪かったのか、前日の食事の消化が悪かったのか……)、座薬・浣腸のフルコースになりましたが、看護師さんは「大丈夫!毎日数人いるよー!」と明るく笑ってくれました。あの一言で、どれだけ気持ちが軽くなったか。
恥ずかしさって、「自分だけが特別に見られている」という思い込みから来るんですよね。現場の人たちにとっては毎日の日常で、うまくいけば褒めてくれさえする。それが分かってからは、すっかり楽になりました。
そして私は悟った。「人間は、管である」
検査を重ねるうちに、私はある境地にたどり着きました。
人間(というか動物)って、究極『管』なんだな。
口から栄養を摂取して、お尻から排出する。どんなに着飾っても、肩書きがあっても、仕組みとしては一本の管。管にしては随分立派な造りだけれど、管は管。
そう思ったら、お尻も便も「管のメンテナンス」でしかなくなりました。恥ずかしさの主語が「私」から「人類」に変わった、というか。
あなたがもし検査を受けたら、どんな境地にたどり着くのか。よかったらコメントやThreadsで教えてください🦀
回数を重ねて分かった、心を軽くする工夫
① 2回目からは自宅で下剤を飲めた。 これが精神的に一番大きかったです。自宅なら、誰の目も気にせずゆっくりお手洗いに行けて、辛いときには横になれる。(自宅で飲めるかは体質や病院の方針によるので、相談してみてください。私が主治医に伝えた内容はnoteの記事にまとめています)
② 3回目には「デトックスだな〜」と思えるように。 検査準備は、一度お腹の中を空っぽにするデトックス。そう捉え直したら、憂鬱な儀式が「整える日」に変わりました♪
③ 身体をあたためるものを持っていく。 絶食の時間が長くなると、想像以上に身体が冷えます。寒い季節は特に。最初の病院ではカイロを用意してくれていて、あの温かさにホッとしました。用意がない病院もあるので、カイロやストールを持参すると安心です。
検査当日に助けられたグッズは、楽天ROOMにまとめています。
恥ずかしさで先延ばしにしているあなたへ
痛みや下剤のことは調べれば出てきます。でも「恥ずかしい」という気持ちは、なかなか人に言えないし、検索しても本音の答えが見つかりにくい。だからこの記事を書きました。
大丈夫です。紙パンツがあります。女性医師を選べる病院もあります。看護師さんは褒めてくれます。そして最後には、あなたも気づくはずです——人間は、管であると。
検査そのものの体験談(1回目の激痛と、2回目で別世界になった話)は、こちらの記事にまとめています。あわせてどうぞ。
👉 【体験談】大腸カメラが怖かった私が、3回受けて分かったこと
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。あなたの「恥ずかしい」が、少しでも軽くなりますように🦀✨